DELL30インチワイドディスプレイ『3007WFP』登場

DELLが最大解像度2,560x1,600(WQXGA)の巨大ディスプレイ『3007WFP』の販売を開始した。http://www1.jp.dell.com/content/topics/segtopic.aspx/pressoffice/2006/060111b?c=jp&l=jp&s=corp

DELLのディスプレイは破壊的価格で前から注目していて、1920×1200の『UltraSharp 2405FPW』が割引されていないか見てみたところ、30インチワイドディスプレイが発表されていてびっくりした。しかも228,000円とこのサイズ・スペックを考えるとまたしても破壊的価格である。

WQXGAといえばAppleの30インチがこの解像度では最も有名だった(というよりもこれしかなかった?)。研究室の教員が所有しており見たことがあったが、その大きさには違和感を覚えるほどであった。しかも300,000円という価格から、手が届かない現実感のないツールといった印象だった。しかし、DELLの228,000円という価格なら何とか手に入りそうな値段だ。DELLは突然割引キャンペーンを行うのでもしかしたら、来年のキャンペーンあたりで10万円台後半で入手できるかもしれない。

ただ、30インチワイドディスプレイという巨大画面の利用法には注意する必要があり、視野角の限界を考慮しなければならない。というのも、目を動かすだけでは全体を見渡すことができないため、首を動かす必要があるからだ。例えば、左上にコンソールを開いて右下でEmacsを使うといった利用法は疲れるため、やはりこのディスプレイは画像編集やらCADなど特殊な業務での利用が主流となるだろう。したがって、プログラマーの僕には必要のないものなのか・・・。

トレーディングでの利用はどうだろう。デイトレーダーは4つ以上の複数ディスプレイを駆使してトレードする。WXGAディスプレイ4枚以上の解像度のこのディスプレイならWXGA4台置くよりも省スペース、省電力になる。ディスプレイ本体の値段やグラフィックスカードなどのコストはかかるものの、今後値段が落ちると予想されるため、検討の余地はあると思う。

実際に買うかどうかは別としてこの手のハイエンド商品が低価格で購入できるということは、それまでハイエンドであった商品の価格低下につながるため、個人的にかなり大きなニュースだった。