考える脳、考えるコンピュータ

考える脳 考えるコンピューター

考える脳 考えるコンピューター

人工知能にちょっと興味があり、読んでみた本。PDAのOS、Palmの生みの親であるジェフ・ホーキンスが脳と人工知能の現在までのまとめと将来を独自の見解で述べている。

この本で最も印象に残っている理論は、脳が物事を認識するのはパターンであるということである。時間的なパターンと空間的なパターンを五感を用いることによって、パターンの発信源が「何か」を記憶をもとに認識する。

ユーザインターフェイスも統一感のある、つまりパターンが規則的であれば、ユーザが蓄積してきた経験と記憶によりストレスのない操作が可能になるはずである。インターフェイスの設計は、独自性よりも統一感と既存の優れたものの活用が重要であると思った。