物足りなさを感じるMacworld Expo

Macworld Expoが開催され、PowerBookにかわるIntel製プロセッサを搭載した新しいマシンMacBook Proと同じくIntel製プロセッサを搭載したiMacを発表した。どちらも外見に大きな変化は見られず、既存モデルのCPU変更のみとなり、僕の期待からすると物足りなさを感じた。

思い返せば去年の初夏であっただろうか。「MacIntelに乗り換えるらしいぞ!」と友人と騒いでいたのだが、Intelに乗り換える理由はG5プロセッサの発熱問題からクロックスピードの成長の限界とそれに伴う小型化の限界があるからで、つまりIntelになれば軽量のApple製ノートPCが手に入ると僕らは期待していたわけだ。

僕が今回のMacworld Expoで期待していた製品像は以下の2点で

  • 高速なデュアルCPU搭載のMac mini
  • 重さ1キロちょっとのibook

である。僕が期待するところはこんなところだったが、市場としてはPower Macにかわる、Xeonのような灰スペックCPUをつんだハイエンドPCの登場もありだったのではと思う。

どちらにしろ、今回のMacworld Expoでは「はんぱじゃねぇ!」と唸らせるような超高機能製品が登場するのもだと期待していたので、物足りなさを感じずに入られなかった。むしろiWebiPodの新機能のほうが興味があった。

さて、次に登場するIntel製PCは何か予想してみよう。選択肢としては

の後継機にあたるものが考えられる。AppleとしてはPowerPC時代の在庫をなるべく消化したいと考えているはずだから、Mac miniPowerMacのようなPC市場において特殊なラインアップにはまだ手をつけないだろう。*1

とすればやはりibookPowerBookの小型サイズあたりが次に来るのではないか。

*1:PowerMacはデスクトップPCとしては最もハイエンドでかつその割にはコストパフォーマンスにも長けている点で十分特殊である。