イタリアに行ってきた

卒業旅行でイタリア・ローマに一週間ほど行ってきた。僕にとってほとんどはじめての海外旅行だったので非常に勉強になったのだが、最も痛感したことは日本のすばらしさである。

格安代金でいったため、ハーレムのような治安の悪い地域のホテルで寝泊りしていたのだが、道には犬の糞やタバコのポイ捨て、ビンが割れたゴミ、そして鮮血が落ちているようなところだった。歌舞伎町でもこんな場所ねぇぞ!というような地域がローマ一帯に広がっているのである。それを思うと汚いと思っていた渋谷も捨てたもんじゃないなぁと感心してしまった。

また、スリも非常に多い。子供連れの女の人が時間を聞いているすきに子供が視覚からバックをあけて財布を抜き取るという手口がみえみえの方法で、それ以外はどんなやつがスリかは分からない。10人で旅行に行ったが、4人がスリに会うこととなった。満員電車やバスでは非常に緊張して乗る必要があり、席に座れると安心して寝てしまう日本とは全くちがう状況であった。

イタリアに行く前までは日本とほぼ同じぐらいの治安であるようなイメージを持っていたが、全くそのようなことはなく、貧富の差が大きい治安の悪い国であった。もう二度とこんな国いきたくない・・・。

だが、よーく考えてみると日本が特別治安が良い国なのではないかという結論に至った。社会保障では北欧の優れたシステムと比べ日本はだめといい、中国の経済成長率を見れば日本を卑下し、ロンドンのテロ対策と同様の対策を取り入れようと努力する。世界に比べればこんなに日本はダメな国なのかと、国内では思わされていたが、案外世界中のあらゆる1番と比べているのだからやっぱりすばらしい国に生まれたのだと気づかされた。また、あらゆる製品が日本製のものであったことも日本に誇りを持てた。車ではトヨタや日産、電荷製品ではSONY東芝、松下の製品が汚いイタリアの町できらりと光る光景は、旅行中の僕の心を癒してくれた。

そんな経験をさせてくれたイタリア旅行は非常に有意義であったと思う。
グラッチェ!イタリア!