ベンチャーのゴール
AJAX技術を用いたWebワープロソフトを開発するWritelyがGoogleに買収された。
再び「Google Office」へ布石? WebワープロのWritelyを買収 - ITmedia NEWS
Flickerにしても、del.icio.usにしても巨大企業に買収というゴールに行き着いたわけだが、ベンチャーのゴールには2つの形があると思う。
- 上記のように買収され、経営者は莫大なキャッシュを得る
- 独自に収益を得て、独立会社としてやっていく
いままで、収益性の上がらない企業というのは企業として成り立たなかったが、GoogleやYahoo!の存在により、収益性はないが高い技術と多くのユーザを獲得するとこで企業としての価値を生み出すことができるようになった。
逆に技術や人材を持たないのにアイディアだけで企業としてやっていけるなんてことはまずない。しかしながら、一部のベンチャーキャピタルは企画書だけで何億もの資金を簡単に投入してくれる。さらに大学初ベンチャーは企画がだめでもとりあえず出資してくれる。そのようなベンチャーやインキュベーションファンドにはゴールがやってくることはないと思う。
ユーザ管理
ユーザ管理機能を実装する。Rails本を読みつつ実装しようと思っていたらLogin機能を作るにあたりいくつかモジュールが開発されているらしい。http://wiki.rubyonrails.org/rails/pages/LoginGenerator
しかし、原文を読んでもいまいちわからない。わからない責任は英語力の低い僕にあるわけだが、とりあえず"Rails LoginGenerator"でググってみるとこのようなBlogが。
http://d.hatena.ne.jp/drawnboy/20050821/1124637530
これを参考にして作ってみようと思います。
最近はRailsのことしか書いていないなぁ。
ポートの開放
Ruby on Railsのアジャイルさによってサクサク開発が進み面白くなってきたが、自宅で開発をしようとすると、オフィスの開発サーバにアクセスできない。どうやらルータの設定でRailsで使われている3000ポートが開いていない模様。オフィスのWebサーバはFedoraサーバでルーティングをさせているので、ポート開放の設定を行った。
/etc/sysconfig/iptablesに
-A INPUT -i ppp0 -p tcp -m tcp --dport 3000 -j ACCEPT
を書き加え、
# /etc/rc.d/init.d/iptables restart
を実行するとポート開放設定完了。
Ruby on Rails開発開始
RailsでWebアプリケーションを開発し始めた。RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発を右手に勉強しながらの開発だが、久しぶりに集中してコーディングをしているため楽しい。
さて、本の説明をもとにFedora4でのRails開発をすすめていたのだが、
ruby script/generate scaffold Product Admin
のところで
Can't connect to local MySQL server through socket '/tmp/mysql.sock'
と出てscaffoldがされない。6時間の格闘の上見つけたのがこのページ「Can't connect to local MySQL server through socket」エラーについて。どうやらmysql.sockの参照先がRubyのMySQLプラグインと異なるらしく、config/database.ymlを
socket: /tmp/mysql.sock→socket: /var/lib/mysql/mysql.sock
と書き換えた。
これでAdminは見事生成され、早速本格的に開発ができそうである。
- 作者: 前田修吾
- 出版社/メーカー: オーム社
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ドワンゴの筆頭株主にエイベックスってあれ!?
エイベックスがドワンゴ筆頭株主に - ITmedia NEWS
エイベックスがドワンゴに102億円を出資し同社筆頭株主に。ドワンゴの携帯向けサイト運営ノウハウとエイベックスのコンテンツを組み合わせたサイトを展開するほか、携帯SNSやコンテンツ配信などの新サービスも検討する
エイベックスがドワンゴの事実上親会社になった。年々着うたなどのインターネット音楽配信が音楽業界の売り上げにおいて急速にシェアを伸ばしており、エイベックスとしても本格参入を目論んでいると伺える。とはいいつつ音楽業界に精通しいている知人の話では、エイベックスの本当の狙いとしては依然CD売り上げの向上が最終目的らしく、インターネット配信は認知度の向上ぐらいにしか考えていないらしい。
ところで、ドワンゴは昨年末ニワンゴという携帯検索サービスを行う会社を立ち上げた。ニワンゴの取締役には2ちゃんねる管理人のひろゆき氏が就任し、注目を集めたのだが・・・・あれ?のまネコ?
そう、昨年エイベックスが2ちゃんねる発祥のキャラクターのモナーを勝手に「のまネコ」と商標登録をし、ひろゆき氏が訴えた事件があった。結局はエイベックスの完全謝罪という形で収まったが、なんとも奇妙な関係に今回の業務提携によってなってしまった。
考える脳、考えるコンピュータ
- 作者: ジェフ・ホーキンス,サンドラ・ブレイクスリー,伊藤文英
- 出版社/メーカー: ランダムハウス講談社
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この本で最も印象に残っている理論は、脳が物事を認識するのはパターンであるということである。時間的なパターンと空間的なパターンを五感を用いることによって、パターンの発信源が「何か」を記憶をもとに認識する。
ユーザインターフェイスも統一感のある、つまりパターンが規則的であれば、ユーザが蓄積してきた経験と記憶によりストレスのない操作が可能になるはずである。インターフェイスの設計は、独自性よりも統一感と既存の優れたものの活用が重要であると思った。
文系・理系とか総合職・技術職とか
僕と同じ会社に就職する同期の話を聞いているとやたら文系・理系とか総合職・技術職といった分類を気にするやつが多いことに気づく。僕の職種は営業なので総合職に分類されるわけだが、入社する前から総合職と技術職をかなり意識して分ける考え方に大きなギャップを感じた。この考え方は先輩社員も同様で、おそらくキャリアパスが真っ二つに分かれているからそのような考え方になっているのではないかと予想できる。
どちらの方がいいとかの話は、高校生のときから話題の種にはなるのだが、実際大成功を収めた経営者を見るとどちらかに分けることができない素質を持っているように思える。例えばビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズ、堀江貴文や大前健一、ジャック・ウェルチもそうだろう。彼らの多くは若いころはエンジニアとして活躍し、そしてその後、大きなカリスマ性を持つ経営者として成長した。
文系・理系と人種が異なる人のような言い方をする理由は双方に欠如する能力へのコンプレックスがあるからだと思う。特に技術系に対するそれは、奴ら(技術系)は俺の理解できない何かが分かる、といったモノで、総合職に対するそれは、奴ら(総合職)は俺らがいなければやっていけないのに金を稼ぐことだけはうまい、といった卑下である。
上記の経営者はどちらの理解にも長けているし、どちらも持ち得ない度胸が備わっている。文系・理系とか総合職・技術職とかという区分けをしている時点でどんぐりの背比べであり、どちらが上ということは当然ないのだ。